2012/01/05

イギリス入国

2011年の大晦日、イギリスに入国した。自分が海外に留学するなど(しかもこの年齢で…)、数年前までは想像もしなかったことで、実際に来てみた今もまだどこか現実離れした感覚がある。

今日はイギリス留学にあたって必要な事務手続きについて、いくつか書いてみたい。


■ CAS
イギリスの教育機関に受け入れが認められると、CAS(Confirmation of Acceptance of Studies)と呼ばれるレターが学校から送られてくる。この書類は学生ビザの取得に必要で、正規の留学生であることの証明となる。不法入国を防ぐ目的もあるのだろうが、まずはこれを入手することがイギリス入国への第一歩となる。ちなみに空港の入国審査でもCASの提出を求められた。


■ ビザ
イギリスでは6ヶ月以上の滞在にはビザが必要だ。学生ビザにはいくつか種類があるが、ビジネススクールに行くなら Tier 4 General Students Visa を取ることになる。近年、ビザの取得ルールが頻繁に改正され、個人で申請するのは難しいと beo* の説明会で脅されたので(笑)、同社のビザ申請サポートを利用することにした。

Webおよび書面でいくつかの資料を揃えたあと、新橋にある UK Border Agency に出向く。通常、発行まで3週間くらいと言われていたのだが、11月という時期のせいか、あるいは留学先が HTS: Highly Trusted Sponsorship* だったせいか、1週間であっさり発行された。

* beo は極めてまともな会社です、念のため。また別の機会に紹介したいと思います。
* HTSでない場合は、銀行口座の残高状況やIELTS等の英語試験の証明が必要になって、より手続きが面倒になる。


■ 航空券
1年オープンのチケットを購入。このブログを書いている時点で成田〜ロンドン往復は最安値で3万円台からあるが、1年オープンになると8万円台。とはいえ、片道で格安チケットというのは無いらしく、結局普通に1年オープンを買うのが最安という結論だった。*

* 格安の往復航空券を買って、復路分を破棄して片道だけ使うという方法もあるが、どうもグレーなのでやめておいた。


■ 保険
イギリスにはNHSという国民皆保険制度があり、6ヶ月以上滞在する場合は無料で診察を受けることができる。しかし、これが何日も待たされたりするなど、あまり評判がよくない。今回は初めての海外生活ということもあり、念のためAIUの留学生向け保険に加入することにした。

日本ではちょっと風邪をひいた程度でも気軽に診察を受けることができるし、歯医者なんて競争過多で患者の呼び込みをやっているところもあるくらいだが、おそらくそんな環境は世界にはそう多くない。やはり日本の国民皆保険制度は相当恵まれているのだろう。



イギリス渡航にあたって、なぜ大晦日なの?という質問を聞かれることがよくあった。これには理由が2つある。まず、Tier 4 ビザでは入国できるのは学校開始日の30日前と決められている。Ashridge MBA は1月30日が最初の授業なので、12月30日以降でないと入国できない。

もうひとつは住民税。日本では1月1日に居住している市町村でその年の住民税が課税される。逆に言うと、1月1日に海外転出していればその年の住民税は納める必要がない。これはけっこう大きい。

年越しを家族と過ごせないのは残念だったが、たまにはこんな年末年始もありだろう…と自分を納得させて大晦日の渡航を決めた。

宿の裏庭から、ロンドンのカウントダウン花火が少しだけ見えた。