2011/11/20

MBA受験③ GMAT (主にMathについて)



GMATがどれくらい過酷な試験なのかは、こうすれば受かるMBAの体験談などに書かれているとおりだが、普通の日本人はあまり苦労しないと言われるMath(数学)で特に苦労したので、そのことを書いてみたい(もちろんVerbalでも苦労しましたよ…念のため)。

よく聞く日本人のGMAT攻略法は、Mathでほぼ満点を取っておき、そこからVerbalで底上げするというもの。しかし、いわゆる「私大文系」で高校受験を最後に数学とは無縁の人生を送ってきた自分みたいな人間はそうはいかない。予備校の初心者コースを履修してみたものの、そもそも回答例の意味がわからない始末だったので、中学校レベルからやり直すことになった。


「超」文系のためのGMAT Math攻略法

攻略といっても、実は最後までまともなスコアを取れなかったので、本当の意味では攻略できていない。ただ、Mathが30点台とかの人には、以下の情報が役に立つと思う。


■ インターナショナル・マスアカデミー (マスアカ)
Mathの準備はマスアカだけで充分、という声をよく見かけるが、「超」文系の人は例外である。理由は、マスアカに書かれている解説のレベルすら付いていけない場合があることと、本番のMathが昔よりも難化していることにある。マスアカがとても優れた参考書であることは間違いないが、内容が古いこともあり、これだけでは現在のMathは攻略できないと思う。

■ Official Guide (OG)
数学が本当に苦手な人は、まずOGの問題を解いてみるといい。8~9割がた解けるなら、とりあえずスタートラインには立てている。実際は、OGの問題は本番に比べて簡単すぎるので、ほとんど参考にならない。

■ スラスラわかる! スラスラ解ける! 大人のための数学「検定外」教科書
とにかく基礎からやり直さないとダメだと悟って、手に取ったのがこの本。タイトルだけ見るとわかりにくいが、GMATでカバーされるMathの基礎レベルを理解するのにはかなりの良書。「超」文系の人は読んでおいて損はないはず。

■ Total GMAT Math
受験の終わりごろに知り、もっと早く読んでおけば良かったと後悔した1冊。マスアカの洋書版みたいな内容だが、扱われている問題の傾向が現在の本試験に近い。マスアカでは紹介されていない公式やテクニックも載っている。http://www.gmathacks.com/ からPDF版を購入可能なのも便利。

■ GMAT prep
GMATの公式サイトからダウンロード可能な模試ソフト。本試験に一番近いのはやはりこれだろう。あるMBA受験生のブログに、prepを問題集として使うというやり方が紹介されていて、それを実践した。具体的にはprepで間違った問題をすべてストックして(画面キャプチャしてWord等に貼る)、自作の問題集を作る。問題文の一部をそのままGoogleで検索にかけると、たいていの場合、海外の掲示板などで解説がアップされているのが見つかるので、それも一緒にストックしておく。自分の場合、最終的には200ページを超える自作問題集ができあがったが、これでかなり実力がついたと思う。


前述のとおり、Mathはできて当たり前というのが日本におけるMBA受験生のコンセンサスとなっている。これは逆に言うと、Verbalがとてつもなく難しいので、Mathで点を取っておかないと出願スコアに届かないという事情が背景にある。そして、それはたぶん、ほとんどの受験生にとって事実だろう。ゆえに、Mathが攻略できないことにはGMATの攻略自体が不可能になってくる。

自分みたいな超「文系」のMBAアプリカントがどれくらい存在するのかわからないが、このエントリが同じ境遇で困っている人に、少しでも参考になればうれしく思う。


p.s.
上記に加えてもうひとつ。自分の場合、どうしても問題がわからないときに助けてくれたのは、妻だった。やはり人に教えてもらうというのは最高の手段で、まわりに数学の得意な人がいればヘルプを求めるのが一番いい。妻に感謝。