MBAの授業が行われる教室。 少人数なので教室というよりも、管理職セミナーのような雰囲気。 |
2012年1月30日より、Ashridge の Full-time MBAコースが始まった。インタビューを受けるために渡英したのがちょうど1年前くらい前。ずいぶんと長く待った印象があるが、実際に始まってみると、やはり予想通りだったこと、そうでないことなど、いろいろある。
まず残念だったのが、今年の参加者は今のところ18名で、その大多数がイギリス人、あるいはイギリス生活の長い人が中心だったこと。どうも今年は異例のようだが、昨年度のプロフィールと比べても人数・国籍ともに期待していたような多様性に欠けると言わざるを得ない。来週から新たに2名が加わると聞いているものの、それでも20名という少なさ。もしかしたら世界で一番人数の少ないMBAかも。
逆に良かったことは、少人数であるがゆえに生徒同士、および生徒と講師の距離感がとても近いこと。講義は全員参加のディスカッション形式で進められ、当然発言の機会も多い。また、年齢層が高いゆえか、あまり競争心の強い参加者はおらず、ハードスキルよりもソフトスキル、そして他の参加者から何かを学ぶという姿勢が強いと感じている。このあたりは過去の先輩たちからも聞いていたことなので、Ashridge の特徴と言えるのだろう。
参加者の職業バックグラウンドは様々だが、今年はなぜか軍歴キャリアの人が多いのに驚いた。いずれもイギリス人だが、イラクに駐留した経験があったり、軍で情報通信関連の仕事をしていたなど、なかなか興味深く、学ぶべき点がありそうだ。
学校のスタッフはMBAプログラムの関係者に限らず、みな親切で協力的。ロンドンあたりでの平均的なレベルを考えると、このホスピタリティの高さは特筆ものだと思う。
ちなみに、MBA の参加者には朝食と昼食のブッフェが無料で提供されるのだが、これがまたイギリスとは思えないくらい美味しい。完全に外国人向けのホテル仕様で、種類も多くて大満足。今は校内のフラットに住んでいるので、できるだけ朝と昼にたくさん食べて、夜はあまり食べないようにしている(笑)。
ということで、総合的にはまあまあのスタートかなという印象なのだが、困っているのが英語。とにかく英語がわからない。これについては次回で詳しく…。