2011/11/07

MBA受験① 欧州 vs 米国

普通、MBAと言えばアメリカのビジネススクールが定番である。Harvard、Wharton、Stanford、MIT、Chicago、UC Berkeleyなど、有名大学を母体としたトップスクールが数多くある。そんな中、あえて欧州の学校を選んだのには当然、訳がある。

1.期間
アメリカのMBAプログラムは、ほとんどが2年制だが、欧州では1年制が主流である。留学をするにあたって、1年以上会社を離れることは最初から考えていなかった。それ以上のブランクは今の自分のキャリアにとってはマイナス面が大きいだろうし、私費留学なので資金的にも厳しい。

2.平均年齢
一般に、アメリカよりも欧州の方がMBA参加者の年齢が高い。アメリカでは20代のうちにMBAで肩書きに箔をつけ、それからキャリアアップを目指すのが王道と言われるが、欧州ではそうでもないようだ。実はMBA受験を始めるにあたって一番気にしたのが自分の年齢で、少しでも平均年齢の高い学校を探していたら、自然に候補が欧州に絞られていった。

3.多様性
アメリカのスクールの多くは、やはりアメリカ人がマジョリティである。対して欧州は、その人種多様性を売りにしているスクールがよく見受けられる。海外でMBAを学ぶ目的のひとつが、多様な人々とのコミュニケーション能力を磨くためだったため、この点でも欧州の方が魅力的に思えた。もっとも、イギリスではちょっとランクの低いスクールだと、半分くらいがインド人という場合もあるようだが…。